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【校長室たより】5月19日号

生徒の皆さん、こんにちは
 5月も半分過ぎてしまいました。政府は、先週14日付で緊急事態宣言を39県で解除。
栃木、群馬、茨城では解除、埼玉は継続です。政府は、気を緩めることなく、感染拡大防止に努めることを求めています。感染防止の基本的対処方として、「三つの密」を徹底的に避ける、マスク着用や手洗い、消毒、不要不急の外出を控えるなど、段階的に日常生活を正常に近づけるように要請しています。
 5月は「赤十字運動月間」です。5月8日は世界赤十字デーでした。
1859年、スイス人の実業家アンリー・デュナンが、イタリア統一戦争の激戦地近くを通ったときに、多くの死傷者が放置されていた。デュナンは、「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士としてその尊い生命を救わなければならない」との信念で救護活動にあたりました。この理念が赤十字の原点です。デュナンの誕生日、5月8日が世界赤十字デーです。
 また、5月12日は近代看護教育の礎を築いたナイチンゲールの生誕200年の記念日でした。ナイチンゲールは、クリミヤ戦争(1853~1856年、ロシアが南下し、オスマン帝国に宣戦したことに対し、イギリスとフランスなどがオスマン帝国を支援して戦争になった)に
イギリス軍の看護師として野戦病院に赴任。ナイチンゲールは、負傷兵の食事の世話や不潔なシーツの洗濯など、医療行為以前の基本的な衛生問題に取り組み、その結果、負傷兵が感染症や伝染病、飢餓で死亡することが激減した。戦地で成し遂げたこのような偉業が認められ、その後の看護の仕事が大きく変化し、医療衛生学、公衆衛生の発展に寄与しました。
5月は医療に関する偉大な先駆者が誕生した月ですね。


 日本赤十字社をはじめすべての医療機関は、赤十字の原点「苦しむ人は敵味方関係なく救護しなくてはならない」の思いで、新型コロナウイルス感染症と戦っています。また、大学 の研究施設、感染症研究所、製薬会社などでは新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発に取り組んでいます。

 今日は、「日本赤十字社新型コロナウイルス感染症対策本部」発行の「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」を紹介します。


第1の感染症はウイルスがもたらす病気そのものです。感染者との接触でうつることがわかっています。
  防ぐためには、一人ひとりが衛生行動を徹底することです。
  「手洗い」「咳エチケット」「人混みを避ける」など、ウイルスに立ち向かうための行動を、

  自分のためだけではなく周りの人のためにもすることです。


第2の感染症は不安と恐れです。このウイルスは見えません。ワクチンや薬もまだ開発されていません。

わからないことが多いため、強い不安や恐れを感じ、ふりまわされてしまうことがあります。
  第2の感染症にふりまわされないために
  気づく力を高める。まずは自分を見つめてみましょう。
  ・立ち止まって一息入れる。 ・今の状況を整理してみる。
  ・自分自身をいろいろな角度から観察してみる。(考え方、気持ち、ふるまいなど)
  聞く力を高める。いつもの自分と違うところはないか?
  ・ウイルスに関する悪い情報ばかりに目が向いていないか?
  ・なにかと感染症に結び付けて考えていないか?
  ・趣味の時間や親しい人との交流が減っていないか?
  ・生活習慣が乱れていないか? ・普段と変わらず続けられることはあるか?
  自分を支える力を高める。自分の安全や健康のために必要なことを見極めて自ら選択してみましょう。
  ・ウイルスに関する情報にさらされるのを制限し、距離を置く時間を作る。
  ・いつもの生活習慣やペースを保つ。 ・心地よい環境を整える。
  ・今自分ができていることを認める。 ・安心できる相手とつながる。
  ・今の状況だからこそできることに取り組んでみる。


第3の感染症は嫌悪・偏見・差別です。不安や恐れは人間の生き延びようとする本能を刺激します。そして、ウイルス感染にかかわる人や対象を日常生活から遠ざけたり、差別するなど、人と人との信頼関係や社会の中でのつながりが壊されてしまいます。
  ・咳をしているあの人、コロナかも。 ・××人だ、危ない。 
  ・△△地区は危ない。 ・マスクしていないなんてありえない
  ・医療従事者の子は登園しないでほしい ・○○病院は危ないらしい。など
  特定の人・地域・職業などに対して「危険」、「ばい菌」といったレッテルを貼る心理に
  よって差別や偏見はおこります。
  第3の感染症をふせぐために
  ・「確かな情報」を広めましょう。
  ・差別的な言動に同調しないようにしましょう。
   多くの人々がそれぞれの場所で感染を拡大しないように頑張っています。
  ・小さい子どものいる家庭  ・高齢者  ・治療を受けている人とその家族
  ・自宅待機している人  ・医療従事者 ・日常生活を送って社会を支えている人
  この事態に対応しているすべての方々をねぎらい敬意を払いましょう。


このように、新型コロナウイルスは、3つの感染症という顔を持って、私たちの生活に影響を及ぼします。

このウイルスとの戦いは、長期戦になるかもしれません。それぞれの立場でできることを行い、

みんなが一つになって負のスパイラルを断ち切りましょう。


                                          シャクヤク

ミヤコワスレ

                                           ツツジ

                                          ヤマブキ